新型コロナウイルス感染症予防対策のため審問地へ赴くことが難しい場合でも、JIDRC東京施設(JIDRC-Tokyo)又は大阪施設(JIDRC-Osaka)から、仲裁廷や相手方当事者とビデオ会議システムを通じて接続することで、Virtual Hearing(オンライン審問)を実施することが可能です。また、東京施設、大阪施設の両方またはいずれかのHearing RoomやBreakout Roomを接続することで、密集を避けた審問を実施することも可能です。

東京施設及び大阪施設には、以下のとおり、Virtual Hearing(オンライン審問)に適した設備が整えられています。

◆Virtual Hearing(オンライン審問)に適したビデオ会議システム

―主要なビデオ会議プラットフォーム(Zoom、Microsoft Teams、Google Meet、Cisco Webex、Skype)を揃えており、各仲裁機関や当事者の多様な要請に応えることが可能です。

―Hearing Roomのビデオ会議システムでは、複数箇所に設置したカメラから撮影した映像を映し出すことが可能です。

―東京施設、大阪施設のいずれでも、大画面のメインモニターに、仲裁人、当事者等ごとに分割した画面を大きく映し出すことができます。東京施設のHearing Roomのメインモニターのサイズは120型(W2656×H1494㎜)、大阪施設のHearing Roomのメインモニターも東京施設と同程度です。

―東京施設のHearing Roomでは、メインモニターと複数台完備している小型のポータブルモニター(iPad)に、別々の映像を映し出すことが可能です。例えば、メインモニターに各当事者と仲裁パネルを映しつつ、後記のスクリプトを小型のモニターに映し出すことも可能です。

―大阪施設では、Hearing Roomによってはメインモニターのみならず、机に備え付けられた手元のパソコン画面に映像を映し出すことも可能です。

◆安定した映像・音声の受発信を可能にするwifiサービス

―高速度のwifiを備えており、複数箇所からの映像、音声を安定的に受発信することができます。

◆リアルタイムでのスクリプト作成サービスの利用

―東京施設では、備え付けのライブスクリプト用機器により、リアルタイムでのスクリプト作成が可能です。

◆同時通訳サービスの利用

―Hearing Roomでは、同時通訳室・機器等の同時通訳サービスの利用が可能です。

◆廉価な利用料金

―JIDRCのHearing Roomの利用料金には、wifi、ビデオ会議システム、個別モニター、同時通訳室・機器、(及び東京施設の場合はスクリプト用機器)の利用料も含まれているため、廉価にサービスを利用することが可能です。
※ 通訳人、スクリプターの手配は、ご自身でお願いします。

JIDRCにおけるVirtual Hearing(オンライン審問)にご質問がございましたら、info@idrc.jpにお問い合わせください。